社長ブログ No.22 一般の方が行うDIYリフォームについて
こんにちは、雨漏り110番相模原店 トーシンリフォーム 代表の田中です。
今回のコラムは、一般の方が行うDIYリフォームについて考察をしていきたいと思います。
DIYでリフォームをしてもいいの?
最初にお伝えしたいのは、私は一般の方によるDIYリフォームを推奨しています。
我々のような専門家の中には、「職人のやるべき作業に素人が手を出すな」のような考えの方も多くおられるようですが、私は全くの逆の意見を持っております。
「プロに頼むほどでは無い簡単な悩みは自分で解決しちゃいましょう」と考えています。
問題なのは、何を行うかだと思います。
DIYでやってはいけない事や注意点
一般の方が行うDIYリフォームで、絶対にやって欲しくない事は、その作業を行うと雨漏りをするとか、建物の劣化を加速させてしまうとか、後日その場所を専門家が施工する時に施工が難しくなってしまうというような事です。
いくつか例をあげさせて頂きますと
ベランダの床面の防水塗装
外壁などを塗装する場合と違って、足場が必要ありませんので、気軽に塗装が出来てしまう箇所ではありますが、正しい施工方法で行わなければ、雨漏りを発生させてしまう事がある難しい箇所です。
雨漏りが発生しなくても、塗装が膨れたり、剥がれたりしてしまう事も高く、我々プロが施工をしても、失敗することがある仏かしい施工箇所ですので、素人様は手を出さない方が良いと思います。
亀裂の補修
一般の方が施工をするとなると、足場を組まずに行う事になるのでしょうから、手の届く範囲で亀裂部分にコーキングなどで防水処置をする事になるかと思います。
つまり、亀裂の下半分の防水処置をして上半分は何もしない、という事にもなりかねません。
亀裂の上半分から雨水が侵入してくるが、亀裂の下半分はコーキングで覆われているので、雨水の逃げ場がなくなってしまう。
それによって雨漏りが重症化してしまう事も考えられます。
ブロック塀の塗装
ブロック塀の塗装は、我々プロが丁寧に施工を行っても、剥がれませんとは言い切れないくらい、塗膜が剥がれて当たり前の施工箇所です。
正しい塗料の選定が必要で、間違った塗料を一度でも塗ってしまうと、取り返しがつかないほどの、剥がれや膨れが生じる事にもなりかねませんので、DIYで塗装をすることはお勧めできません。
DIYリフォームのポイント
一般の方がDIYにチャレンジする場合は、どういう事をすればよいのかと言いますと、建物の構造を脅かさない箇所の作業が良いと思います。
例をあげさせて頂きますと、ウッドデッキの塗装、網戸の張り替え、敷居滑りの交換、棚板の取り付け、ビニールクロスの塗装、などが考えられると思います。
大がかりな事は業者に任せてしまって、ちょっとした事をDIYで楽しみながらやってみるという位がよいと思います。
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
投稿者プロフィール
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株式会社トーシンリフォームの代表の田中です。弊社は、塗装工事、防水工事、屋根工事を三本柱として住宅外部の改修工事をメインに行っている会社です。
小さな会社にしか出来ない、心のこもったサービスをさせて頂き、全てのお客様にご満足して頂けるよう精進いたします。
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