社長ブログNO.3 「外壁・屋根塗装工事の目的 何のため?なぜ必要?」

トーシンリフォーム代表 田中徹正

こんにちは!

雨漏り110番相模原店 トーシンリフォーム 代表の田中です。

今回のブログでは、外壁・屋根塗装の工事をする目的についてお話をさせて頂きます。

塗装工事の目的は、物件ごとに条件が違うので、物件によって大きく異なります。

また居住されている人によっても違いが出てくるかもしれません。

よって、全てにあてはまる、明確な正解というものは存在しないと思います。

雨漏りにお悩みの家であれば、雨漏りを止める事が目的でしょうし、家の色が気に入っていなくてストレスになっているような場合は、色を変化させる事が最も優先される要素なのではないかと思います。

今回は、私が考える「塗装工事の目的」を書かせて頂こうと思います。

まず、結論をお伝えします。

私の考える塗装工事の目的は「家を守ること」だと考えています。

何から家を守るかというと、

  • 湿気
  • 台風などの強風
  • 紫外線
  • シロアリの被害

などから家を守り、「家が劣化してボロボロにならない様にすること」と考えています。

例えば、「雨から家を守る」ためにはどうすれば良いかと言えば「雨漏りをさせない」 ことです。

雨の場合、「雨から家を守る = 雨漏りをさせない」と考えることができます。

それぞれどのようにして家を守るのかを説明していきます。

雨漏りから家を守る

雨漏りをさせない為の外壁塗装工事とは、外壁塗装をする前に、雨漏りの危険がある箇所を発見して防水処置をする必要があります。

もっと話を遡らせると、お見積りを作成する前に行う現地調査の際に、雨漏りの危険がありそうなところを発見して、その部分の防水処置等をお見積り書に計上する必要があります。

一例としては、外壁の亀裂補修、各部端末のコーキング処置、外壁目地のコーキング処置、などです。

湿気から家を守る

これは考え方が少し難しいです。

雨漏りは防水処置で対処しますが、「湿気は通気性と排水機能を確保する事が重要」となります。

日本は水の豊富な国ですので、空気に多くの水分が含まれています。

つまり、空気のある所には水があると考える事が出来ます。

その為、外壁等の内部などに空気の動きの悪い部分を作ってしまうと、湿気だまりが発生し、気温差によって水滴になる可能性があります。その部分の排水機能が阻害されていると、外壁等の内側で際限なく水滴が発生してしまうという事になるかもしれません。

通気性を確保し排水機能を確保する為の下地処置が必要となります。

一例としては、軒天の通気口の取付け、屋根の換気棟の取付け、水切板金の下側のコーキングの撤去、部位によっては通気性のよい塗料の選定、などです。

風から家を守る

これは塗装工事では限界がありますが、「風から家を守るためには塗装をする前の下地処置が重要」となります。

台風などの強風時に、屋根の棟板金が、捲れ上がってしまう事があります。下地の木材に釘で固定されている板金が、風の強さに耐え切れずに捲れてしまったという状態です。

板金が捲れてしまうと、その部分からの雨漏りの可能性が高くなってしまう事も問題ですが、飛散した板金部材が近隣の住宅や車両などを傷つけてしまう等の危険があります。

紫外線から家を守る

これは「塗料の働き(機能)が重要」です。

外壁や屋根は塗装をしてから10年以上もの間、屋外で放置をされます。

自動車であれば定期的に洗車をされてワックスをかけるなどのメンテナンスが行われますが、外壁や屋根の塗装膜は、何のメンテナンスもされずに10年以上もの間、自然環境下に暴露されるわけです。

塗膜表面の劣化のサインとして目視できるのが、「チョーキング現象」です。

チョーキング現象とは、塗料成分が紫外線等の外的要因によって分解されて粉状になってしまう事で、外壁などを手で触れると手に外壁の色が付着してしまう事象です。

チョーキング現象が発生すると、建物を守る為に塗装された塗料(塗膜)の耐久年数が過ぎてしまっている事を疑うべきかと思います。

シロアリから家を守る

これが最も需要かもしれません。

シロアリに柱を食われると何が問題なのかというと、柱が細くなってしまい柱自体の強度が下がってしまう可能性があります。

柱の強度が下がる=地震に弱くなる、と考えられますので、シロアリに家を食わせるわけにはいきません。

では、どのように対策をすれば良いかというと、「シロアリにとって居心地の悪い家にする事が必要」になってきます。

シロアリは湿気を含んだ木材が大好物です。家の柱などの木材に湿気を含ませない為には、雨漏りをさせない事と、湿気を含ませない為に通気性を良くすることが必要です。

その上で、10年に1回くらいは、床下にシロアリを防除する薬剤の散布(消毒作業)をする事が理想的です。

以上が私の考える塗装工事をする目的となります。

いかがでしたでしょうか?

トーシンリフォーム代表 田中徹正

弊社にご相談を頂けましたら、上記の様な考えにそって家を見させて頂きまして、必要な対策をご提案させていただきます。

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者プロフィール

田中 徹正
田中 徹正株式会社トーシンリフォーム 代表
株式会社トーシンリフォームの代表の田中です。弊社は、塗装工事、防水工事、屋根工事を三本柱として住宅外部の改修工事をメインに行っている会社です。
小さな会社にしか出来ない、心のこもったサービスをさせて頂き、全てのお客様にご満足して頂けるよう精進いたします。

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