社長ブログ NO.21 お客様の望むようにはできない事もある
こんにちは、雨漏り110番相模原店 トーシンリフォーム 代表の田中です。
今回のコラムは、お客様の考えと塗装業者の考えは、どちらが優先するべきか?を考察をしていきたいと思います。
お客様の考えと塗装業者の考えは、どちらが優先するべきか?多くの場合、お客様=建物の所有者という事になるかと思います。
そのお客様の所有する建物の塗装工事する場合において、お客様の考えと塗装業者考えの、どちらを優先させるかと聞かれると、お客様の考えが優先されるべきと考えてしまいがちですが、一概にそうとは言えません。
過去の例をあげさせて頂きますと、お客様は非常に勉強熱心な方で、塗料についてもなかなかに深い知識を有されていました。
その方のご自宅の壁は、直貼り工法で張られたサイディングという難解な外壁で、通気性の良い塗料を使用しなければならない工事でした。
お客様は、とある高価格帯の下塗り材を使用して塗装をするようにご希望でした。
その高価格帯の下塗り材のパンフレットには透湿性(通気性)があると記載がされており、密着力も高いので良いと判断をされたようです。
しかし、私の回答は「NO」でして、ご提案をした下塗り材は、同メーカーの最も安い価格帯の下塗り材で、パンフレットには透湿性の記載はありません。
一見すると、お客様の判断が正しいように思えますが、実際の透湿性能が優れているのは、私の選んだ低価格帯の下塗り材なのです。
その後、お客様はメーカーに直接ご連絡をされまして、私の考えが正しいことをご理解され、弊社での塗装をお決めくださいました。
こちらのお客様は、弊社を含めて4社のお見積もりを取られたようで、弊社以外の3社は、お客様の意見に従ってお見積もりをされたそうでした。
後日、お客様は以下のように本音を語ってくださいました。
「私の意見を否定してくることには、正直言って腹が立ったので、トーシンリフォーム以外での工事にしようと考えていたが、他社の営業マンが素人のように見えてきてしまった。私のような素人の知識を、プロが越えてくるのは当たり前だし、越えてくるようでなければ困る。4社の中でプロであったのはトーシンリフォームだけだと思いいたって、工事を依頼することにした」
このお言葉を聞いたときは、涙が出るほどうれしかったです。
補足としてですが、お客様の家なわけですから、技術的な要素以外はお客様のご意思が尊重されます。
塗装の仕上げ色や艶感、仕上がりの質感など、視覚にかかわる部分や、工事の時期、塗料メーカー、塗料の種類、などは選択が可能な事柄かと思います。
そして、最も重要で、完全にお客様の考えが尊重されるものは「業者選び」です。
業者の選び方は、工事の成功と失敗の岐路に立っているとも言えるくらいに重要な判断となりますので、慎重にお考えいただくことをお勧めいたします。
最後には弊社をお選びいただけると大変うれしいです。
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
投稿者プロフィール
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株式会社トーシンリフォームの代表の田中です。弊社は、塗装工事、防水工事、屋根工事を三本柱として住宅外部の改修工事をメインに行っている会社です。
小さな会社にしか出来ない、心のこもったサービスをさせて頂き、全てのお客様にご満足して頂けるよう精進いたします。
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