散水調査 1階の窓から雨漏り!2階窓サッシの組付け部分が原因でした。
こんにちは、雨漏り110番相模原店 トーシンリフォーム 代表の田中です。
今回は、1階窓からの雨漏りでお悩みのお客様から、山水調査のご依頼をいただきました。
雨水侵入経路はシンプルなものに思われましたが、少々難解な※複数侵入雨漏りでした。※水の侵入口が複数個所あり、水の出口が1箇所という雨漏り
検査者 株式会社トーシンリフォーム 田中徹正(雨漏り診断士) 他2名
実施方法 散水 及び 赤外線カメラ診断
散水予定箇所
雨漏りが起こっているのは1です。
水の侵入が疑われる場所へ、下から順番に1箇所60分~120分程度水をかけ続けます。
調査1日目
散水箇所1
※雨漏りなし
散水箇所 2
※雨漏りなし
散水箇所 3 窓をビニールで養生して散水
※雨漏りなし
散水箇所 3 外壁とサッシの端末のテープを剥がして散水
※雨漏り再現成功 (散水時間30分程度)
散水箇所 3 窓の左右下の角にビニールを貼って散水
※雨漏りなし この結果をもって窓下からの雨漏りが特定されました。
散水箇所 4
窓の左右下の角にビニールを貼って散水
※雨漏りなし
散水箇所 5
窓の左右下の角にビニールを貼って散水
※雨漏りなし
散水箇所 6
※雨漏りなし
散水箇所 8と9
※雨漏り再現成功 (散水時間50分程度)
ここまでで1日目の調査は終了です。
散水調査 2日目
1日目の調査により、2階窓下から水が浸入していることが判明しましたので、2階窓下と疑わしい場所にコーキングを施工し、もう一度水をかけて止水確認をします。
コーキング工事
散水箇所 3・4・5・6・8・9 に施工 ※最後に1にも施工
止水確認散水 3・8・9
※雨漏りなし 60分散水
これにより、2階窓下からの水の侵入を防ぐ事に成功しました。
散水調査と簡単な補修により雨漏りが解消されたように思われますが、油断は禁物です。
窓サッシの組み付け部分からの雨漏りは、事例が多く確認しておく必要があります。
散水箇所 3 サッシの組付け部分に散水
※雨漏り再現成功 (散水時間80分程度)
コーキング工事(サッシの組付け部分)
応急処置として、サッシの組付け部分にコーキング工事を行いますが、この場所の雨漏りを根本的に解決するには大掛かりな工事が必要になります。
あくまでも、このコーキング工事は応急処置です。
組付け部分にはスペースがありませんので、簡易なコーキングを施工。
止水確認は出来ておりません。
総括
雨漏り発生部分は、3箇所ありました。
最も多くの雨水が入っていたのは、雨漏り箇所の直上の窓サッシの下側端末(3)です。
次が、左右の窓の下側端末(8、9)。
ごく少量の雨漏りが、直上サッシの組付け部分(5)です。
簡易な防水処置をしてありますが、根本的な解決はされていませんので、雨漏りが解消
していない、もしくは、再発をしてしまった場合は、別途対策を講じる必要があるかと
思います。
雨漏りの根本的解決には窓交換となりますが、とても費用がかかり大掛かりな工事となりますので、現実的ではないかと思われます。
その対応策といたしまして、2階窓に庇やシャッターを付ける工事をご提案いたしました。
雨漏りの原因を特定する事はとても困難です。
原因が分かっても、間違った工事により違う場所への雨漏りを誘発させてしまう場合もあります。
雨漏りにお困りの場合は、必ず雨漏り診断士の在籍している業者に相談しましょう。
投稿者プロフィール
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株式会社トーシンリフォームの代表の田中です。弊社は、塗装工事、防水工事、屋根工事を三本柱として住宅外部の改修工事をメインに行っている会社です。
小さな会社にしか出来ない、心のこもったサービスをさせて頂き、全てのお客様にご満足して頂けるよう精進いたします。
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