ノンアスベストスレートのリフォーム(葺き替えor塗装)について考える。

スタッフブログ

こんにちは。

相模原市を中心に、横浜市、町田市、八王子市まで幅広く対応!地域密着安心施工のトーシンリフォームです。

屋根のリフォームメンテナンスをする時は、塗装にするか屋根工事をするのか迷われると思います。

塗装の方が安価ですので、できれば塗装でリフォームしたいと思うのが一般的だと思います。

しかしノンアスベストスレートを使っているお宅では、塗装がベストな選択と言えない事もあります。

ノンアスベストスレートについて

2004年10月、国からアスベスト(石綿)に関する規制がかかり、アスベストの使用が禁止になりました。

それに伴いアスベストを使用していない建材が各メーカーから発売されました。

アスベストは強度を保つために優れていましたので、そのアスベストが使えなくなって間もない頃の建材は、早期に剥離や割れが起こり発売中止になった建材もあります。

残念ながらその頃に発売された商品がご自宅の屋根に使われていた場合、想像以上に屋根材が割れてしまっているかもしれません。

アスベストについての詳しい記事

築10年で屋根の塗替えは必ず必要なわけではない

築10年経ったら屋根の塗替えをしないといけないと思っている方が多いと思いますが、なぜ築10年で塗替えが必要なのでしょうか?

塗替えをしないと、屋根材の性能が落ちる、雨漏りをする、汚いなどが上げられると思います。

ケイミューHPより

しかし屋根材のメーカーは、10年ごとのメンテナンスを推奨していますが、必ずしも塗装が必要とはしていません。

屋根材のメーカーは、点検を10年ごとに受け不具合が見つかった場合は補修をするとしています。

不具合とは、役物・役物釘のズレや浮き、屋根材のズレや割れなどです。

塗装に関しては、美観上必要に応じてとしています。

屋根葺き替え工事のタイミングまで待つという選択肢

規制がかかった初期に発売されたノンアスベストスレートは、早かれ遅かれいずれ割れてしまいます。

ノンアスベストスレートは、お金をかけて塗装をしても数年で割れてしまう事もあります。

ノンアスベストスレートが割れてしまった場合は、軽度であれば補修する事もありますが、基本的には屋根葺き替え工事をする事になります。

費用の事を考えると、塗装後数年で屋根材が割れてしまって、葺き替え工事をしなければいけないのなら、工事が必要になるまで待つという考え方もあります。

実際トーシンリフオームでは、築10年くらいのノンアスベストスレートは、塗装を提案しない事もあります。

屋根工事の種類

葺き替え

葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去し、新しく防水紙と屋根材を貼る工事です。

既存の屋根材の剥がし代や処分代で費用は高くなりますが、現在雨漏りを起こしている屋根にはこの工事が最適です。

防水紙の下地材は、築年数や既存の状態を見て工事が必要か判断します。

カバー工法

まるで葺き替えたように、見た目も綺麗にリフォームする屋根工事がカバー工法です。

カバー工法は、既存の屋根材の上に重ねて新しい屋根材を貼る工法です。

トーシンリフオームのカバー工法では、既存の屋根材に粘着ルーフィングという防水紙を必ず貼ります。

葺き替えに比べ、剥がし代や処分代がかからないので安くなります。

葺き替え、カバー工法のメリットデメリット

葺き替えのメリット

・葺き替え工事では屋根が新築同様になりますので、選ぶ屋根材によっては20年以上リフォームの必要がない。

・屋根材を剥がす事により、下地材の状態を把握できますので雨漏りの予防をする事ができる。

・選ぶ屋根材によっては、工事前よりも屋根を軽くする事ができますので、耐震対策にもなる。

・カバー工法で施工できる屋根材よりも、葺き替えで施工できる屋根材の種類が豊富。

葺き替えのデメリット

・塗装やカバー工法よりも費用が高い。

・塗装やカバー工法よりも工事日数がかかる。

・屋根材を剥がすので、工事中の大雨などにより雨漏りを起こすリスクがある。(弊社では雨漏りを起こしたことはありません。)

カバー工法のメリット

・葺き替えより費用を抑えることができる。

・葺き替えよりも工事日数が短い。

カバー工法のデメリット

・防水紙(粘着ルーフィング)は種類が少なく選択肢が少ない。(トーシンリフオームで使う防水紙は粘着ルーフィングのみです。)

・カバー工法で使われる屋根材は軽量な板金だが、既存の屋根に貼るので若干屋根が重くなる。

・既存の下地材が弱かった場合は、新しい屋根材が固定されない場合がある。

・築年数が古い場合、カバー工法はできない。(トーシンリフオームでは、築25年を目安としています。)

まとめ

築50年までのリフォームにかかる総額という視点から考えると、ノンアスベストスレートに塗装をするというのは、少しもったいない気がします。

しかし、見た目を綺麗にしたい!と思われる気持ちもわかります。

まず信頼できる業者に、既存の屋根の状態を見てもらい、「塗装」「葺き替え」「カバー工法」のどの方法が最適なのか相談する事が良いでしょう。

工事を依頼する業者選びは、まずノンアスベストスレートと診断できるかどうかがポイントになります。

ノンアスベストスレートは種類が多いので、診断で見逃してしまう業者もいるかもしれませんのでご注意ください。

そして屋根工事を得意としているか、という事も大事です。

トーシンリフオームは屋根工事を得意とし、もちろん完全自社施工です。

工事実績も多いので安心ください。

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投稿者プロフィール

田中 美幸
田中 美幸
事務の田中美幸です。
主婦ならではの視点を生かし、塗装工事の紹介や工事中のお困りごとや悩み、素朴な疑問などを分かりやすくお伝えできるように心がけています。

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