[雨漏り調査から雨漏りを完全に止めるまで!]
原因は笠木板金のつなぎ目からの雨水浸入でした
スタッフブログ
こんにちは、雨漏り110番相模原店のトーシンリフォームです。
今回の雨漏りは笠木板金のつなぎ目から室内に水が侵入していました。
少々難解な調査になりましたが、雨漏り調査から雨漏り修理までの様子を見ていきましょう!
検査者 株式会社トーシンリフォーム 田中徹正 他1名
実施方法 散水 及び 赤外線カメラ調査 水分計調査
調査日数 2日
雨漏り発生時の室内天井
赤外線カメラで撮影すると、雨漏りが発生している場合は低温の反応(濃い紫色)が出ます
雨漏り調査1日目
雨漏り調査前の様子
室内天井の赤外線カメラ映像
室内天井の含有水分量
赤外線カメラにと水分計の数値から、現在雨漏りがおこっていない事を確認します
安全対策
足場を組み、安全に調査ができるようにします
散水箇所1
陸屋根床面 (排水口を意図的に詰まらせて水張りによる検査)
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所2
陸屋根と外壁の端末
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所3
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所4
外壁と笠木板金の端末
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所5
屋根と外壁の端末 (下部エリア)
雨漏りはおこりませんでした
散水調査6
屋根と外壁の端末 (5のやや上部・L捨て谷のジョイント部分)
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所7
屋根と外壁の端末(上部エリア・棟板金と外壁との端末)
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所8
外壁と笠木板金の端末
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所9
外壁と笠木板金の端末
雨漏りはおこりませんでした
散水箇所10
笠木板金の接合部 脳天釘部分
雨漏りが起こりました
5時間以上の水張により、雨漏りの際現に成功しました
雨漏り調査2日目
雨漏り調査前の様子
室内天井の赤外線カメラ映像
室内天井の含有水分量
昨日の散水により雨漏り箇所に水分が確認されていますが、ここからの赤外線カメラと水分計の数値に注意しながら調査をしていきます。
散水箇所11
外壁と笠木板金の端末(陸屋根側)
雨漏りはおこりませんでした(赤外線カメラ映像・水分計数値に変動なし)
散水箇所12
換気扇フード
雨漏りはおこりませんでした(赤外線カメラ映像・水分計数値に変動なし)
散水箇所13
雨樋と破風と端末部分周辺(足場がないので外部はここまでが限界です)
雨漏りはおこりませんでした(赤外線カメラ映像・水分計数値に変動なし)
散水箇所14
雨漏りはおこりませんでした(赤外線カメラ映像・水分計数値に変動なし)
応急防水処置
調査の結果、散水箇所10の笠木板金のつなぎ目からの雨水浸入が確認されましたので、防水パテを使って応急処置をしました。(散水調査に費用には含まれない無料の応急処置)
防水パテはあくまでも応急処置ですので、雨漏りを完全に止めるには工事が絶対に必要です。
総括
今回の調査で、散水箇所10の笠木板金のつなぎ目からの雨水浸入が確認されました。
常識的な範囲での散水調査は1箇所1時間半~2時間が最大の時間かと思いますが、今回は5時間以上も水を貯める事で雨漏り再現をさせる事が出来ました。
また、散水調査当日の天井の水分計の数値や赤外線カメラ映像に雨漏りの形跡がありませんでした。
数日前に強い雨も降っており、過去3週間ほど雨の日が多い梅雨の様な天候でした。
上記を考慮した上での結論として、今回の発生した雨漏りは、強雨が長時間降り続く場合にのみ発生する雨漏りであったと考えられます。
雨漏り発生時の直前の天気と、板金の重ねの向きから考えて、北風が伴う事も要因の一つである可能性があります。
今回の調査で、笠木板金のつなぎ目から雨漏りが発生している事は証明できましたが、それ以外の箇所からの雨漏りが無い事は証明できません。それは、今回散水をした箇所も含めてです。
また、散水をしていない、北側面の外壁と屋根全面についても雨漏りの原因が内在している可能性はあります事をご理解ください。
雨漏り修理
調査の時に応急処置をし雨漏りは止まりましたが、あくまでも応急処置でこの先も止め続けてはくれません。
やはり雨漏りを完全に止めるには、笠木板金の交換をすることが必要ですので見積りをさせて頂き、半年間雨漏りを起こさない事を確認したうえで、笠木板金の交換工事をさせていただきました。
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