社長ブログ NO.36 基礎は塗装をする必要があるのか?

トーシンリフォーム代表 田中徹正

こんにちは、雨漏り110番相模原店 トーシンリフォーム 代表の田中です。

今回のコラムは、基礎は塗装をする必要があるのか?

についてお話させていただきます。

基礎は塗装をする必要があるのか?

結果からお伝えしますと、基礎は基本的に塗装をする必要がありません。

現実な情報として、ほぼ全ての家の基礎に塗装をされていませんので、塗装が必要ではないのは明確だという事です。

ここまで言い切ってしまうと、このブログは終わりになってしまいますが、基本的に塗装は必要ない、という事ですから、状況によっては塗装が必要な事もありますので、続けて読んでいただけると幸いです。

基礎を塗装するようになった経緯

塗る必要がない基礎であるにもかかわらず、新築時から基礎が塗装されていたというケースはよく見かけます。

新築時にどうして基礎を塗装したかというと、基礎のコンクリートの表面の微細なひび割れを隠すためです。もしくは、引き渡しから数年後に発生する可能性のある微細な亀裂を表面化させない為とも考えられます。

その微細な亀裂は構造的に大きな問題はありませんので、クレーム対策という印象が強いですね。

基礎が必要なケース

基礎の塗装が必要なケースはいくつかありますが、その1つが、基礎に塗装をされている場合です。

塗装をしていない基礎であれば、塗装の必要はありませんが、基礎に塗装がされているならば、基礎コンクリートの劣化の問題ではなく、基礎に塗装された塗膜の劣化への対策として再塗装が必要になるというわけです。

基礎は塗料選びが重要

塗料の選定が非常に重要ですが、透湿性の高い塗料である事が最も重要です。

「外壁塗料が余ったからサービスで塗っておきますよ」みたいな感じに安易に塗装をするのはリスクが高いと思います。

最低限の条件としては、水性、艶消しor三分艶、硬質、樹脂が緻密ではない、といった条件は満たしている必要があると思います。

具体的な製品名で言いますと、インターナショナルペイントのヨウヘキコート、秩父コンクリート工業のファンデーションコート、SK化研のベースプロテクト、辺りが良いと思います。

基礎に塗装するメリット

既存の基礎が塗装をされていない状態でも、基礎に塗装をする事に意味がある事もあります。

シロアリ対策

基礎にシロアリを寄せ付けないという機能性を持たせるという塗料、菊水化学工業のロイヤルアリガードです。

この塗料を基礎に塗れば、基礎にシロアリが近づき難くなりますので、建物のシロアリ被害を未然に防げる可能性があります。

美観向上

基礎の美観を大きく向上させられる塗料もあります。

前述のインターナショナルペイントのヨウヘキコートですが、他彩色仕上げの仕様がありますので、御影石のような高級感のある仕上がりにする事が可能です。

以上となります。

まとめ

・既存の基礎が塗装されていなければ塗らなくても良いが、既存の基礎が塗装されているのであれば、外壁塗装のタイミングで同時に塗装をする事が好ましい。

その際に使用する塗料は、基礎に使用できる塗料を選択する必要がある。

・既存の基礎に塗装をされていない場合でも、シロアリ除けや美観向上など、明確な目的があれば、塗装を検討する価値はある。

基礎塗装は、剥離等のトラブルが発生しやすい部位でもありますので、しっかりとした技術力のある工事店へのご依頼をお薦めします。

トーシンリフォーム代表 田中徹正

長文を最後までお読みいただきありがとうございました。

投稿者プロフィール

田中 徹正
田中 徹正株式会社トーシンリフォーム 代表
株式会社トーシンリフォームの代表の田中です。弊社は、塗装工事、防水工事、屋根工事を三本柱として住宅外部の改修工事をメインに行っている会社です。
小さな会社にしか出来ない、心のこもったサービスをさせて頂き、全てのお客様にご満足して頂けるよう精進いたします。

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