アスファルトシングルのメリット・デメリット。塗装は出来るの?
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こんにちは。相模原市を中心に、横浜市、町田市、八王子市まで幅広く対応!地域密着安心施工のトーシンリフォームです。
今日は屋根材の【アスファルトシングル】について書いていきたいと思います!
【アスファルトシングル】とは?
屋根材には瓦屋根、スレート、金属屋根材などさまざまな種類がありますが、アスファルトシングルもそのひとつです。
アスファルトシングルは北米でのシェア率が高く、100年以上前から使用されている定番の屋根材となっています。
日本では建築基準法の改正によって使用することが認められたため、マンションや戸建て住宅の屋根に使われるようになりました。
石粒の色によってカラーバリエーションがあるので、洋風の外観にも和風の家にもマッチしやすいです。
近年は国内でも新築住宅ばかりでなく、スレート屋根のカバー工法などリフォームにも多く採用されています。
アスファルトシングルのメリット デメリット
メリット
・加工しやすいため複雑な屋根の形状に合わせて施工することができる。
・薄いシート形状のため柔軟性があって割れることが少なく、金属屋根の様に錆びることがない。
・重量は屋根瓦の約1/5、スレートの約1/2と非常に軽く、建物に負担がかかりにくいため耐震性に優れている。
・表面が石粒で覆われているため、見ための高級感ある。
・屋根材の中では比較的安価である。
デメリット
・3mmから6mm程度の薄いシートで軽量なため強風に弱く、反りやすい。
・水分や湿気、気温の影響を受けやすいため、カビ・コケの発生や熱による伸縮が起こりやすく、気温が低いと水分が内部で凍ってしまって劣化しやすくなる。
・勾配が緩い屋根(屋根勾配3.5寸未満)には施工できない。
・経年劣化によって異常がおこる場合もあるので定期的にメンテナンス行うべき。
↓劣化の状態 ここまで放置してしまうと張り替えです。
以上のようにアスファルトシングルは薄くて軽量なことにより様々なメリットがある反面で、これが逆にデメリットになることがあります。
また劣化すると表面の石粒が剥がれて落ちてくることがあり、これを放置しておくと見た目が悪くなるばかりでなく、さらに劣化を早める原因になってしまいます。
経年劣化によって不具合が発生する場合もあるので、5年~10年を目安にきちんとメンテナンスを行う必要があると言えるでしょう。
アスファルトシングルに塗装はできるのか?
塗装する事ができますが、全ての屋根用塗料がアスファルトシングルに塗装できるわけではありません。
アスファルトシングルの塗装には、水性の塗料を使用しましょう。
お勧めは、水系ナノシリコン、ガイナ、アドグリーンコート等の水性系のつや消しの仕上げがおすすめです!
アスファルトシングルの塗装については下記も合わせてご覧ください。
アスファルトシングルの塗装はこんな人がおすすめです!
見た目が気になる
アスファルトシングルの屋根は塗装で耐久年数が増えるとは限りません。
汚れや色褪せが気になる方は塗装で改善する事があります。
屋根の勾配が急なお家などは屋根が外から見えやすく気になる人は塗装をおすすめします!
↓こちらが塗り替えした写真です。
石粒が落ちてくるのが気になる
アスファルトシングルの屋根は石粒が表面に敷き詰められています。
この石粒はしっかりと屋根材に固定されているわけではないので、少しずつ落ちることがあります。
石粒が落ちてくることで雨漏りする直接の原因にはなりませんが、気になるようであれば塗装することをおすすめします。
最後に
アスファルトシングルの耐用年数は10年から30年です。
何の不具合がなくても、10年位で一度業者に点検をしてもらうのが安心だと思います。
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