社長ブログ NO.24  屋根材の見極めについて

トーシンリフォーム代表 田中徹正

こんにちは、雨漏り110番相模原店 トーシンリフォーム 代表の田中です。

今回のコラムは、屋根の塗装をする上で最も大切な「屋根材の見極め」についてお話をさせて頂きます。

まず、屋根に塗装をしようと思った場合に、その屋根が塗装をすることが出来るのか?塗装に適さない屋根なのか?

このように考えますが、屋根材の特定が出来なければ判断が出来ませんので、屋根材の特定が必要になるという事です。

しかし、弊社の場合は、もう一歩踏み込んだ考え方をしています。

塗装が出来る屋根材であったとしても、塗装工事の過程において、塗装対象の屋根材を破損させてしまった場合に、その屋根材を修理や交換をする事が出来るかどうかを、見積もりの段階で把握しておく必要があると考えています。

モニエル瓦(ホームテッド、ホームテッド2、センチュリオン、ニューシャプレ)

例えば、特殊な下塗りを用いる事で塗装が可能な「モニエル瓦」という屋根材がありますが、割れてしまった場合には、形状が立体的な為、同一の屋根材を用いて交換をするしかありません。

しかし、モニエル瓦は廃盤の製品ですので、塗装工事の前に、補修用のモニエル瓦が入手できる事を確認する必要があると思います。

廃盤のモニエル瓦の中でも、ニューシャプレという製品は、とてもマイナーな屋根材で、ほとんど存在を知られていないようです。

入手する事はかなり困難かもしれません。

(弊社は補修用の部材をストックしております)

また、廃盤ではなくとも、取り扱いメーカーが変わって、商品名が変更した為に、廃盤であるかのように考えられてしまっている屋根材もあります。

ナノルーフ

一例をあげますと、旭化成建材から販売されていた「ナノルーフ」という屋根材は、現在、大和スレートから「バンビーノデコラ」という名称で販売をされています。

名前は異なりますが、まったく同じ製品ですので、代替品として完璧に機能します。

最後に平板スレート系の屋根材ですが、塗装が適切かどうかという見極めの為に、製品の見極めが必要かと思います。

パミール

塗装ができないと言って最初に思いつくのは「パミール」です。

このパミールは本当に塗装が出来ません。正確にお伝えすると、塗装をしても数年で、パミール自体の層間剝離の為に塗膜ごと剥がれてしまいますので、塗装をしてはいけません。

塗装が出来ないといわれている平板スレート系の屋根材は、ほぼ全てが、アスベストが含有していない、ノンアスベストスレートです。

コロニアルネオ、グリシェイドネオ、エコシンプル、など多数あります。

そういった屋根材は、屋根材そのものの強度が低いため、塗装をしても数年後に割れてしまう事があります。

つまり、塗装をしても割れてしまう可能性が高いので、塗装をしても意味がない、と考える事も出来ます。

しかし、塗る事で、屋根材の強度を上げる事にもつながるので、一概に塗るべきではないと言い切れないという、とても難しい問題ですので、この話題は別の機会に詳しくお話させて頂きたいと思います。

まとめますと、塗装を塗装しようと思った場合には、その屋根材の特性を理解すると共に、万が一の破損に対する準備をする事がとても重要だという事です。

トーシンリフォーム代表 田中徹正

長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

投稿者プロフィール

田中 徹正
田中 徹正株式会社トーシンリフォーム 代表
株式会社トーシンリフォームの代表の田中です。弊社は、塗装工事、防水工事、屋根工事を三本柱として住宅外部の改修工事をメインに行っている会社です。
小さな会社にしか出来ない、心のこもったサービスをさせて頂き、全てのお客様にご満足して頂けるよう精進いたします。

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