コーキングって「打ち増し」と「打ち替え」どちらがいいの?ALC編
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こんにちは。トーシンリフォームです。
前回のお話はコーキングのサイデイング編でしたが、今回はコーキングのALC編です。

外壁材の種類としてよく聞く材料は、モルタル壁・サイディング壁だと思います。
この2種類で、戸建て住宅の8~9割を占めています。
その次に最近多く耳にするようになったのが、ALC壁です。
ALC壁とは

ALC壁は「軽量気泡コンクリート」とも呼ばれるコンクリートの1種です。
工場生産のALCパネルを現場で張り、ジョイント部分にシーリングを打って防水し、塗装で仕上げるタイプの外壁です。
「屋上で象が飼えます」のCMをしていた、ヘーベルハウスの建物が、イメージしやすいのではないでしょうか?
コンクリートと聞くと硬くて重いというイメージを持つ方もいるかもしれませんが、ALC壁は内部に気泡の穴が空いており、水に浸すと浮くほど軽量な素材です。
一般的には通常のコンクリートの約1/4の重量となっています。
ALC壁は耐久性が高く、断熱性、耐久性に優れているのが特徴です。
ALC壁のコーキング
サイディング編では、サイディング壁のコーキングはほぼ打ち替えです、とお話ししましたが、ALC壁の1度目の塗装の場合、コーキングは増し打ちになる事が多いです。
それは、 サイディング壁と違って目地部分に深い凹みがある場合があり、増し打ちでも十分な厚みを確保できるからです。
「打ち増し」と「打ち替え」の注意点

既存目地のシール材の劣化がひどい場合や、雨漏りが発生している場合は打ち替えが必要です。
鉄骨造のALC壁は雨漏りを起こしやすいので、コーキング工事の大切さの度合いは
サイディングよりも高いです。
ALC壁のコーキングが大切な理由
ALC壁はモルタル壁やサイディング壁よりも雨漏りを起こしやすいです。
その理由の一つに、モルタル壁やサイディング壁にはある防水紙が無いからです。
しっかりとした施工をされた防水紙があれば、表面の塗装やコーキングに何らかの異常が起こった場合でも、防水紙が水を止めてくれます。
しかし、鉄骨造のALC壁には防水紙が無いことが多く、表面の塗装とコーキングが防水のすべてなので、コーキングがとても大切になります。
打ち増し作業工程



作業工程は打ち替えより少なく、その分安価になります。
2度目は「打ち替え」?「打ち増し」?
最初にお話しましたが、1度目の塗装の場合は打ち増しになる場合が多いのですが、2度目以降は既存のコーキングの状態や、1度目のコーキングの施工方法により変わってきます。
どちらが最適なのかの判断が大事になりますので、しっかりとした診断が必要です。
お見積りの際に、なぜ「打ち替え」なのか、なぜ「打ち増し」なのか質問してみるのが良いかと思います。

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