社長ブログ No.28 雨漏りしたら、何日以内に修繕工事をするべきか?
こんにちは、雨漏り110番相模原店 トーシンリフォーム 代表の田中です。
今回のコラムは、「雨漏りしたら、何日以内に修繕工事をするべきか?」についてお話をさせて頂きます。
もしも、ご自宅が雨漏りをしたら驚きますよね。
雨漏りというものは、多くの場合、突然発生します。
突然発生するので驚いてパニックになって、よく吟味せずに急いで修繕工事を行って、雨漏りが止まらなかった・・・なんて話をよく耳にします。
雨漏りが起こると、家がダメになってしまうのではないか、腐ってしまうんではないか、と不安になってしまうかもしれません。
でも、ご安心ください。
雨漏りが発生しても、そう簡単には致命的なダメージは与えません。
明確な基準をお伝えしますと、約30%以上の含有水分率が、16週間以上の続いた時に木材の強度を低下させるといわれています。
つまり、びしょびしょに濡れ続けていても、4ケ月くらいは猶予があるという事です。
雨漏りをしたら、1ヶ月以内には専門業者に相談し、緊急性がある場合は4ヶ月以内には対策を講じる。という事を一つの目安にして頂ければと思います。
これより、数件の事例をあげて、詳しくご説明をさせて頂きます。
下の写真は雨漏りが発生しているお宅の室内天井の様子です。
赤い矢印の辺りに雨漏りの形跡が見られます。
台風などの大雨の時に、年に1~2回雨漏りが発生しており、2~3年前から続いていたとの事です。
赤外線カメラ映像では、水濡れしているようには見えません。
写真がありませんが、水分計の計測値は0%でした。
つまり、大雨の時には雨漏りして濡れるが、その後、しっかりと乾燥をするという事です。
もう一軒の事例をご覧ください。
大雨の際に赤い丸の辺り2箇所から雨漏りしています。
一軒目の事例と差があるのが、赤外線カメラ映像で、雨漏り発生部分が、低温を示す青色に見えています。
雨漏り発生から3日ほど経過していましたが、天井が塗れている事が確認できました。
水分計の数値は 5.3% でしたが、天井ボードを剥がして、水分計を木材に直接当てて計測するとより高い数値になる可能性があると判断しました。
こちらのお宅は、10年以上もの間、雨漏りに悩まされ続けていたそうです。
裏返して考えると、10年でもこの程度の状態ですので、雨漏り対応は、数日単位で急ぐ必要は無いと考えることができるかと思います。
以上の事から、初めての雨漏りや、年に数回の雨漏りであれば、多くの場合は、緊急性が無いという事です。
緊急性がないからと言っても、このまま放置しても良いという事ではありません。
信頼できる業者に相談しましょう。
業者を選ぶポイント
・雨漏り対応が得意そうだと思える業者3社くらいに相談
・最も説得力のあった会社さんに、雨漏りの調査や修繕を依頼
・価格は無視して、内容で判断
最後に、もう一つ事例をご覧ください。
新築から20年以上も雨漏りしており、台風のような大雨だけではなく、通常の本降り程度でも雨漏りをしていて、20年経過した物件の、室内の壁を剥がした状況です。
下地合板も柱も強烈に腐食し、白蟻の被害も広範囲に広がっていました。
腐食部分を撤去し、白蟻駆除をして、柱を入れ替え、内装の復旧を行いました。
勿論、雨漏り発生部分は特定し、防水工事も行いました。
雨漏りしても急ぐ必要は無い、とお伝えしましたが、長期間放置しても良いという話ではありません。
冒頭の繰り返しとなりますが、雨漏りをしたら、1ヶ月以内には専門業者に相談し、緊急性がある場合は4ヶ月以内には対策を講じる。
という事を一つの目安にして頂ければと思います。
長文を最後までお読みいただきありがとうございました。
投稿者プロフィール
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株式会社トーシンリフォームの代表の田中です。弊社は、塗装工事、防水工事、屋根工事を三本柱として住宅外部の改修工事をメインに行っている会社です。
小さな会社にしか出来ない、心のこもったサービスをさせて頂き、全てのお客様にご満足して頂けるよう精進いたします。
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