[初心者向け」初めての屋根塗装・外壁塗装! 塗料について分かりやすくご説明します。
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こんにちは。
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初めての塗料選びには、いろいろなカタログやサイトを参考にして選ぶと思いますが、塗料の種類はとても多く、アクリル?ウレタン?水性?1液?と調べてるうちにわからなくなってしまう方も多いのではないでしょうか?
正直、私もそうでした💦
そこで、初めて塗料について調べる人でも読めるように、分かりやすく説明してみようと思います。
塗料の種類とは
「樹脂」に何が使われているかで塗料の種類が変わる
塗料は、「顔料」「樹脂」「添加剤」「水、シンナー等の溶剤」の4つの成分で構成されています。
この中の「樹脂」に何が使われているかで塗料の種類が変わり、塗料の性能や価格は大きく変わります。
樹脂にアクリルが使われていたら「アクリル塗料」
ウレタンが使われていたら「ウレタン塗料」
シリコンが使われていたら「シリコン塗料」
その他にも「フッ素塗料」「無機塗料」などがあります。
一般的に塗料の性能は「アクリル塗料」<「ウレタン塗料」<「シリコン塗料」<「フッ素塗料」「無機塗料」その他特殊性能塗料というランク付けがされています。
種類 | 耐用年数 | ランク | 塗料の特徴 |
アクリル塗料 | 3~7年 | ★ | 他塗料と比べて最も安価だが耐用年数が短い 塗替え頻度が多くなる |
ウレタン塗料 | 8~10年 | ★★ | 価格が安い 耐用年数が若干短め |
シリコン塗料 | 10~15年 | ★★★ | 防カビや防藻性が高い 人気塗料なので種類やカラーが豊富 耐用年数も長め コストパフォーマンスが良い |
フッ素塗 | 15~20年 | ★★★★ | 耐久性に優れている 雨風や紫外線に強く汚れにくい 耐用年数が長い 高価格 |
無機塗料 | 20~25年 | ★★★★★ | 耐用年数が非常に長い 汚れや色あせなどに強い 高価格 |
水性塗料と油性塗料
塗料そのものは、ドロドロとしていて非常に塗りづらいので薄めてから使用されます。
薄めるときに何を使うかにより種類が分類され、水で塗料を溶かすと水性塗料、シンナーなどの溶剤で溶かすと油性塗料(溶剤系)です。
さらに油性塗料には、弱溶剤と強溶剤があります。
種類 | 分類 | 薄めるもの | 耐久性 | 特徴 |
水性塗料 | 水道水(希釈水) | ★ | シンナーなどの刺激臭が無い 人体や環境にも悪影響を与えづらい 臭いの心配が少ない 耐久性が溶剤に比べ低い 膜厚が付きやすい 摩擦に弱い | |
油性塗料 | 弱溶剤 | 塗料用シンナー | ★★ | 塗料専用に作られた弱めのシンナーが使われている 臭いが水性に比べ強い 耐久性が水性に比べ高い 使い勝手が良い ゆっくり乾くので、仕上がりがなだらか |
油性塗料 | 強溶剤 | アクリルシンナー ラッカーシンナー ウレタンシンナー エポキシシンナー | ★★★ | 強力なシンナーを使用するので、シンナー臭が強い 耐久性が高い |
さらに油性塗料は1液型、2液型がある
上記で説明した油性塗料(溶剤系)には、1液型、2液型があります。
2液型は、そのままでは使用できず主剤と硬化剤を混ぜて使用します。
一度混ぜてしまうと6~8時間以内に使い切る必要があり、使いまわしができませんが、仕上がりや耐久性の面でとても優れた効果を発揮します。
種類 | 違い | 耐用年数 | 使い方と特徴 |
1液型 | 乾燥、揮発させて固める | ★ | 塗料缶は1つで、そこに水やシンナーを入れて薄める |
2液型 | 分子同士を化学的に結合させて固める | ★★ | 塗料(主剤)と硬化剤は分かれていて、塗装をする直前に塗料(主材)と硬化剤を混ぜ合わせる、そこにさらに水やシンナーを入れて薄める いろんな場所に使える |
塗料の値段は、耐用年数が長くなるほど高くなります
一般的に塗料の値段は、耐用年数が長くなるほど高くなると考えていいと思います。
安価な塗料を使えば予算が抑えられますが、次の塗替えまでの時間は短くなり生涯の塗替えリフォーム費用を考えると、思っているよりもリフォーム費用が高かったという事もありえます。
高価な塗料を使えば、次の塗替えまでの時間が長くなりますが、1回の塗替え費用が高くなります。
高価な塗料を使えば心配は減るのかもしれませんが、塗装の目的であったり、予算の都合であったり、お客様それぞれで最適な塗料は違うと思いますので、知識と経験のあるプロの方に相談しながら決める事が失敗しない方法だと思います。
こだわりがなければこの塗料
特にこだわりがないのであれば、シリコン塗料を選んでおけば問題ないでしょう。
シリコン塗料にも様々な種類があり、価格の幅も大きく安価なシリコン塗料は高価なシリコン塗料に比べ、当然耐用年数や性能は下がります。
その差は、シリコン含有率の差です。
塗料の中に含まれるシリコン含有率に規定は無く、少しのシリコン含有量でもシリコン塗料と言えてしまいますので、シリコン含有率に注目して塗料を選ぶのも大事です。
また、シリコン塗料に特殊性能はありませんが、防カビ効果や防汚効果を発揮する塗料もありますので、そのような機能に注目してみるのも良いかもしれません。
低価格でおすすめ!!「水性セラミシリコン」
水性セラミシリコンは、エスケー化研(株)会社から出ている塗料で実績が多い塗料です。
汚れにくく、カビや藻などの発生を抑え建物を綺麗に保ち、塗料として必要な能力はすべて含まれてるので、最低限ではあるがこれで十分と言えるでしょう。
シリコン塗料 水性 一液型
特長
超耐久性
シロキサン結合を持つ架橋塗膜は、紫外線、湿気などのポリマー劣化要因に対し、優れた抵抗性を示し、建物を長期に亘り保護します。
優れた低汚染性
緻密な架橋塗膜は、大気中の粉塵や排気ガスを寄せ付けず、優れた低汚染性を発揮します。
防かび・防藻性
特殊設計により、長期に亘ってかびや藻類などの微生物汚染を防ぎ、衛生的な環境を維持できます。安・全設計
水性であるため、溶剤中毒や火災の心配もなく、作業環境の向上に役立ちます。
資産価値の向上
従来のアクリル樹脂系塗料や、ポリウレタン樹脂系塗料に比べて耐久性が高いため、長期メンテナンスサイクルを含めたライフサイクルコストが低く、資産価値の向上と大きなコストメリットを生みます。
近年はこんな特殊塗料が人気です
そして、近年とても人気のあるのが、特殊塗料に分類される「ラジカル塗料(ラジカル制御型塗料)」です。
ラジカル塗料は劣化の原因を可能な限り制御する、耐候性に優れた塗料です。
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ラジカル塗料のお勧めはエスケー化研(株)の「エスケープレミアムシリコン」
「ラジカル塗料」にも「シリコン塗料」があり、お勧めするのは価格と性能のバランスがとれた、エスケー化研(株)の「エスケープレミアムシリコン」です。
ラジカル塗料 シリコン 水性 一液型
特長
耐候性/耐久性
架橋による緻密かつ強靭な塗膜は、超耐久性、超耐候性を示すとともに耐水性、耐アルカリ性、耐薬品性に優れています。さらに、汎用塗料と比較して汚れにくい塗膜構造となっています。
仕上がり
特殊シリコン樹脂塗料の滑らか且つ肉持ち感のある塗膜は、光沢のある仕上がり性を示します。艶を抑えた仕上がりをご希望の場合は、エスケープレミアムシリコン半艶、3分艶、艶消しをご使用ください。
低汚染性
緻密な特殊シリコン樹脂の架橋塗膜は汚れを定着しにくくします。
防かび・防藻性
特殊設計により、かびや藻等の微生物汚染に対して強い抵抗性を示し、長期に亘り衛生的な環境を維持します。
作業性
隠ぺい性の高い塗膜とレオロジーコントロールによる塗り易い粘性を実現し、作業効率を向上させます。また、強溶剤と比較して臭気が少なく、作業環境の改善に役立ちます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
樹脂に使われるものによって塗料の種類が変わる事、塗料を何で薄めるかで分類が変わる事、固め方の違い、なんとなく塗料選びのハードルが下がったのではないでしょうか。
そして塗料を2つお勧めさせていただきました。
今回はエスケー化研(株)の塗料をお勧めさせていただきましたが、他メーカーでおすすめが知りたい方はお気軽にお問い合わせください。
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